子どもの足と健康

副園長だより

保護者の皆さんには事前に通知をし、ご了承いただいている、オーストリアのスポーツ科学者Wieland Kinz博士とその研究チームによる“こどもの健康のための足と靴の測定会”が芙蓉保育園で実施されました。

子どもたちの足と普段着用している靴(上履きと外履き)を測定し、その靴が適正なサイズであるかを検査しました。対象となったのは、年長児と年中児です。

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まず裸足で足の実寸を測定します

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続いて上履きと外履きの靴の内寸を測定します。表示サイズと実際のサイズが異なるものもあるのだとか。

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測定結果と靴のメーカー名をその場でパソコンに記録していきます。(個人名は記録せず全て番号でデータ化していきます)

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次に足の型をとります。

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これにより、外反母趾傾向にあることなどが鮮明にわかります。

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参考までにキンツ博士が、きれいな足だと絶賛していたお子さんの足です。親指の外側のラインが、かかとまでまっすぐです。

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測定結果は、各ご家庭に公表いたします。

(株)知足堂さんのご縁から測定対象園に選ばれた今回の機会は、本当に貴重なものでした。
子どもの健康というと、ついつい食や生活サイクルばかりに目がいきがちですが、足下を見てみよというキンツ博士のメッセージは、なんだかとても象徴的に感じました。

外反母趾などの足の変形については、もちろん先天的なものもあるそうですが、今回もわかったのは圧倒的に自分の足のサイズより小さい靴を履いているお子さんたちが多いという事実です。
柔らかい骨格の子どもたちは、履かされている靴に合った足の形に容易に変形してしまうとのこと。

キャラクターデザインの靴や、キラキラ光る靴、速く走れることをうたい文句に左右非対称にデザインされた靴を、子どもたちは好む傾向にあります。
そんな中で、子どもの足のサイズをきちんと測り、本当に足に合った靴を提供してくれる靴屋さんは決して多くありませんが、私たち大人は子どもの足下にもっと意識を向けることが大切なのだということを教えていただきました。

日本国内各所でデータ収集をしている今回の測定は、アジア圏では初めてのことだそうです。
また測定結果については5月19日(金)に日本のオーストリア大使館でプレカンファレンスがあり、日本国内の靴メーカーが大変に注目をしていとのこと。
これを機会に日本の子ども向けの健康シューズが大手メーカーから発売されるかもしれませんね。
注目していきたいと思います。

※この測定は科学研究の目的で様々な国ごとに行っているもので、測定結果を発表する際には芙蓉保育園の名前は研究資料に掲載されますが、子どもたちの名前は一切公表されません。