琉球の調べ
芙蓉園だより年長児『異文化コミュニケーション』の時間。
今日は八重山民謡のお師匠である杉浦さんに、沖縄文化について語っていただくためにお越しいただきました。
沖縄の位置を、ご持参いただいた大きな地図でお示しいただくところから始まり、終始三線を弾き歌いながら、沖縄文化の様々について、丁寧に伝えてくださいました。
三線の音色に、子どもたちの目は輝き、自然と身体を揺らしながらメロディーに乗る人もいます。
三線に始めて出会う子どもも多かったと思います。
楽器の特徴や材質、そしてその歴史についても、詳しく教えていただきました。
沖縄の童歌・手遊びを楽しんだ後、
話の話題は沖縄がくぐり抜けてきた戦禍の悲惨さについても及びました。
今年、年長児は運動会でエイサーの『ミルクムナリ』を演じます。
実はエイサーは亡き人の魂を慰めるための踊りであることを知った子どもたち。
きっと運動会では、張り切った動きの中にも、思いの籠もった踊りを披露してくれることでしょう。
異文化を知り、それを何らかの形で自分に取り入れることは、間違いなくその人の人間的豊かさを育んでいくことになると思います。
秋晴れの昼下がり、琉球の清々しい風が園内を吹き抜けたのでした。
杉浦さん、ありがとうございました。