言葉の暴力という芽

副園長だより

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「ぶっ殺してやる」

この言葉を聞いてどう思いますか?

今、園内で一部のお子様たちが使っている言葉です。

どうも『鬼滅の刃』(きめつのやいば)というアニメの中にでてくるフレーズで、そのマネをしているようなのです。

ですがどうか想像してみてください。

我が子が他のお子さんに対して、「ぶっ殺してやる」という言葉を吐く。

または我が子が他のお子さんから「ぶっ殺してやる」と言われる。

彼ら彼女たちは、私たちと同じ人格をもった一人の人間です。

テレビの影響とはいえ、親心としても、我が子には決して口にして欲しくない言葉ですし、そんなことを我が子が誰かから日常の中で言われたとしたら許し難いことですよね。

子供の育ちに、テレビやアニメは必ずしもいいことばかりではありません。

各ご家庭でお考えはそれぞれでしょうし、そこにどうこう指図するつもりはありません。

しかし流行のテレビやアニメの中には、子供にとって悪い種を植え付けるものがあるのは確かです。

プリキュアが流行りだしてから、女の子の中でも暴力的なごっこ遊びが増えました。

子育てはある意味で親である私たちの、趣味と都合が影響する要素が多分にあります。

今、親の手元にいてくれる可愛らしい幼児期だからこそ、できることがあります。

どうぞそれぞれのご家庭で深く真剣に考えてください。

種は必ず芽を出し大きくなります。

 

副園長 飯島俊哲