放射能への対応
お知らせ平成24年5月11日(金)
【園庭土壌の測定結果】
芙蓉園では、独自に専門機関に、園周辺の土壌の放射線量測定を依頼しました。
(測定箇所:①昨年の枯れ芝、②グラウンドの砂 、③園畑の土壌)
その結果、10ベクレルを検出限界として測定していただいたところ、
①昨年の枯れた芝から、
セシウム137が1kgあたり51ベクレル
セシウム134が1kgあたり36ベクレル
それぞれ検出されました。
これは、園舎前にある「芝の庭」にて、枯れ落ちてしまった昨年に生えた芝を、
庭の整備のために刮げ取ったものを測定依頼したものです。
この数値は、恐らく大震災の直後に起こった原発事故により
飛来していた放射性物質を、
昨年成長の最中であった芝が吸着したものと考えられます。
しかし、現在はその芝は枯れてしまい、取り除いています。
(庭の手入れを通して、いわゆる除染ができている状態)
また、精度の高いサーべーメーターにて、芝庭の地表近くを測定しましたが、
現在の空間線量と同じくらいの数値が出ています。
(0.03~0.05マイクロシーベルト)
この状況は、現在のところ安心してよい状態と専門の先生よりご判定をいただいています。
また、②グラウンドの砂 、③園畑の土壌は
セシウム137・134共に、いずれも不検出でした。
②③は①の「芝の庭」と非常に近い場所にありますので、
この結果からも①の「芝の庭」を含め、
園内および園周辺の環境では、
現在の所、放射性物質の危険性はないと判断できました。
これらの気候が爽やかな季節は、外遊びが盛んになります。
また、畑では菜園活動もはじまります。
園としても、引き続き安心して保育をしていけることに安堵しています。
以上、ご報告いたします。
〈副園長 記〉
平成23年度 卒園記念品
購入報告
放射線量計測器(ほうしゃせんりょうけいそくき)
東日本大震災に伴う、福島第一原発の事故を受け、
子どもたちの安全を守るために、
第59回卒園生一同より高性能の放射線量計測器を購入する補助金をいただき、
このたび国産メーカーの計測器を新たに設置いたしました。
各方面の専門家のアドバイスをいただき、毎日放射線量を測定しています。
(平成26年現在は、不定期に測定を実施)
測定値についてお知りになりたい方は、園長室までお尋ねください。
※計測値は平均すると0.03~0.04マイクロシーベルトくらいです
☆購入計器:日立アロカPDR-111