

子どもたちの豊かな毎日のために、
整えている保育環境についてご紹介します。
保育内容
1,生活教育
水の使い方、身づくろい、食卓の準備、食事のマナー、食後の片付け、対人関係の諸問題、指先の器用性、小動物・植物の世話、
全身運動の調整・発達など。
2,感覚教育
幼児期は、特に感性に訴える印象を敏感に吸収するので、子どもの精神的自我を整え、育てるため、「モンテッソーリの感覚教具」 による感覚活動に誘う。
3,数の教育
感覚で体験した印象を、秩序だてて、抽象化する能力を育成する。4,言語教育
「話しことば」をより豊かにし、「書きことば」の世界へ導入する。5,芸術教育
美的感受性を大切にし、想像的活動を助成する。 また芸術活動を通して、自己を表現する契機としていく。6,コズミック(宇宙)教育
地理学、生物学、歴史学、物理学、科学など、COSMOS(偉大な秩序と調和) へのあこがれの芽ばえを養う。7,乳児保育
生後45日からの乳児保育をおこなう。8,給食
自園で調理し、副食は勿論、おやつも全て手作りを喫食。(長時間保育時のおやつは除く) 添加物、加工食品は一切使用しない。食材の産地を吟味している。 アレルギー児への代替え食の対応あり。
保育方針
~子どもたちの豊かな毎日のために整えている、保育環境についてご紹介します~
整えられた環境とは
子どもの自己発達を促進させる物的環境(モンテッソーリ教育教具、季節ごとに取り組む園独自の制作、屋外の遊具、庭や畑での作業)、人的環境(たて割保育・異年齢保育)による社会性の育成、保育者による個別指導・集団指導など。①年齢に適合した必要な環境が用意されている。
②子どもが選んだ作業に手助けをして、その身体的・精神的能力が発達するよう援助し、見守る。
③作業の楽しみを呼び起こし、子どもの内面の興味を満足させる。
④精神的成長を妨げる障害を克服する機会を整える。
⑤モンテッソーリ教育に基づいた自由保育という保育形体の中で、異年齢で集団生活することにより、共同生活に必要な道徳規範を悟らせる。
⑥子どもに、自分の自由を正しく使うことを体験を通して憶えさせ、自主性を育む。

モンテッソーリ教育とは
基本的な考え方は、「子どもは本来、自分の中に成長していこうとする<生命力>を持っており、適切な時期に適切な環境が与えられれば、自らの意志で成長していく」というものです。モンテッソーリ教育は、イタリア人のマリア・モンテッソーリ(1870~1952)により、見出された教育体系です。モンテッソーリは、イタリアで初めての女性医学博士になった人であり、1900年代初頭のローマで、子ども中心の教育法を確立し、「子どもの家」と呼ばれる保育施設でその実践を重ねました。
そうして子どもの自然な成長発達をとことん見つめる中で見出されたこの教育法とその成果は、関係各所から驚きを持って迎えられ、結果としてその後、世界中に広まっていきました。これが「モンテッソーリ教育」のルーツです。
そのモンテッソーリ教育において、一番大切にしているのは、「自立した子どもに育つこと」です。
芙蓉園では、「自由な環境」の中で自発的に活動する時間を大切にしています。自分の意思で選んだことを、自分の思いの中で、最後までやり通す経験を重ねていくことで、子どもの自身の内面には、人間的・精神的な育ちが深まっていきます。そして自ずから育まれた自信や自尊心を通じて、子どもは自立していきます。
こうして育まれた人間的土台は、生涯に渡って、あらゆることに挑戦していく際の基本となるものです。幼少期からの早期教育も大切なことではありますが、まずはこれからあらゆる方向に花開く可能性をもつ幼児期の今だからこそ、こうした土台を丁寧に耕し、深めていくことが大切であると考えています。
たて割り保育とは
3歳以上児は3クラスあり、それぞれのクラスに年少児・年中児・年長児が在籍し、異年齢混合で共同生活をする“たて割り保育”(異年齢保育)を実践しています。異なる年齢同士での関わりを通して、育ち合い学び合う機会に恵まれた日々を過ごしています。見て学び、自分で実際にやってみて学び、そして教えて学ぶ。かつての地域社会にあって今失われつつある、子ども間の豊かなやり取りに溢れた環境がここにはあります。
また特に年長児は、小学校就学に向けたプログラムと時間を用意しています。文字や数字の世界への導入は、日々の生活の中からモンテッソーリ教育システムを通して実践。また集団で一つの目標に向かって協力協調し、努力を重ねる体験も大切にしています。
クラス編成
・すみれ組(3,4,5歳児)・すずらん組(3,4,5歳児)
・たんぽぽ組(3,4,5歳児)
・もも組(1,2歳児)
・こもも組(0,1歳児)